無意識は万人を繋いで宇宙になって
　無意識は僕を阻害して孤独になって

　僕の想いは何処へやら
　何もかもが無に還されて無くなっていく

　消して消されて消え去って
　僕の居場所は何処にある？

　どんなに在る事願っても　僕は世界に不在
　隔離された土の中　否定されて骨になる

　身体中に蟲が這って　体内に侵入されて
　全身が犯され　殺がれて　喰らわれて
　僕の生命が他の存在に奪われて　細切れになって還元される

　土に還る身体は　何一つ拒む事もできずに消えてゆく
　僕の周囲には略奪者だけが溢れ　事が終われば消えてった

　僕は誰にも気付かれる事なく跡形も無くなって
　僕は誰にも気付かれる事なく忘れられていって

　意識の失われた屍は　孤独を感じで泣き叫ぶ
　この現実を　己の置かれた在り方を
　そして今はもう言葉を発する事の出来ないその喉が呪詛を紡ぐ
　
　僕は一人じゃない　僕は一人じゃない　僕は一人じゃない――

　愚かで矮小な呟きは　空気に響かず土に飲まれた